それでは早速インバスケットの例題を解いてみましょう。これからみなさんは、冒頭に登場した「総務課長の山田君」になったつもりで、次の4つの案件を読み、「もし自分だったらどうするか」を考えて答えを紙に書いてみてください。制限時間は10分です。書き終わってからこの続きを読んでください。
●案件1:社長秘書から内線
山田課長殿
15時から社長が大事な来客とお話をされるために予約しておいた会議室を、貴部署の小村さんが時間をオーバーして使っていて入れません。間もなくお客様が到着されるので、何とかしてください。
山田課長殿
15時から社長が大事な来客とお話をされるために予約しておいた会議室を、貴部署の小村さんが時間をオーバーして使っていて入れません。間もなくお客様が到着されるので、何とかしてください。
●案件2:小村の先輩社員からメール
課長
少し耳に入れておかなければならないと思いメールしました。実は先ほど他部署の方から、小村さんが会議室に重要書類を置き忘れていると連絡を受けました。小村さんは同じことを数回していますので、課長からお話しいただいたほうがいいかもしれません。
前山
課長
少し耳に入れておかなければならないと思いメールしました。実は先ほど他部署の方から、小村さんが会議室に重要書類を置き忘れていると連絡を受けました。小村さんは同じことを数回していますので、課長からお話しいただいたほうがいいかもしれません。
前山
●案件3:小村よりメモ
課長、やばいです。会議室のホワイトボード用マーカー青を10本発注するべきところを、間違って1000本発注して納品されてしまいました。まだ黒なら良かったのですが。どうしましょうか。
小村
課長、やばいです。会議室のホワイトボード用マーカー青を10本発注するべきところを、間違って1000本発注して納品されてしまいました。まだ黒なら良かったのですが。どうしましょうか。
小村
●案件4:小村から相談
「課長。あのー、会議室のプロジェクターの件ですが、ライトが暗くなってきました。私、取り換え方わかりませんので、課長お願いできますか。急ぎでお願いします」
「課長。あのー、会議室のプロジェクターの件ですが、ライトが暗くなってきました。私、取り換え方わかりませんので、課長お願いできますか。急ぎでお願いします」