毎日の小さな積み重ねが大きな差に

しかも、その時間は、何か新しい予定をねじ込む必要のない「すでに存在している時間」です。ラッシュ大学医療センターのゴットリーブらが示したように、運転中や運動中であっても、知識の定着はきちんと起きます。この積み重ねは、長期で見るとかなり大きな差になっていきます。

堀田秀吾『疲れ切った人のための勉強法』(東洋経済新報社)
堀田秀吾『疲れ切った人のための勉強法』(東洋経済新報社)

疲れ切っていて机に向かう気力がない日も、通勤の耳だけは元気かもしれません。そんな日は、難しい専門書ではなく、少しやわらかい教養系のポッドキャストや、言語学習の入門レベルの音声、興味のある分野の解説番組を流してみるのがおすすめです。

理解できない部分があっても気にせず、なんとなく意味が追えるくらいのものを選ぶと、インプットが心地よくできます。自分の体験と重ねながら聴いているうちに、知らない間に知識の層が厚くなっていきます。

新しく何かを始める余力がない日こそ、すでにしている行動に耳からの学びを少しだけ足してみる。そんな小さな工夫が、数カ月後、数年後の自分の知識や視野を大きく変えてくれます。ながら時間をゴールデンタイムに変えるポッドキャスト学習は、その代表格なのです。

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