前頭葉の老化防止のための肉摂取量

和田秀樹『老人は「キレる」くらいでちょうどいい』(集英社インターナショナル)
和田秀樹『老人は「キレる」くらいでちょうどいい』(集英社インターナショナル)

厚生労働省のガイドラインでは、タンパク質を65歳から74歳の男性で1日60グラム、女性では1日50グラム摂取することを推奨しています。たとえば豚ロース肉100グラムに含まれるタンパク質はおよそ20グラム。タンパク質を豚肉だけで60グラム摂ろうと思ったら、かつてのアメリカ人の平均量と同じ300グラムになります。日本人の胃腸には、負担が大きい量でしょう。でも、食べられる人はそれぐらい食べてもよいのです。

とはいえ、タンパク質は魚、卵、大豆製品などにも含まれていますから、肉だけで賄うのはやや無理があるかもしれません。しかし、ほかの食べ物で必要なタンパク質が摂れたとしても、コレステロールがセロトニンを脳などに運ぶことを考えると、セロトニンはやはり肉から摂るのがいちばんです。

一般的には「肉は1日100グラムぐらい」がよいとされていますが、前頭葉の老化を防いで活気ある日々を過ごすには、それではちょっと足りません。150グラム程度を目標にして、しっかり肉を食べる習慣をつけるのがよいのではないでしょうか。

【関連記事】
腸の壁に穴が空き、全身がボロボロに…内科医が「毎日食べてはダメ」と警告する"みんな大好きな朝食の定番"
パカッと開けて週に1、2個食べるだけ…がん専門医が勧める「大腸がんを予防するオメガ脂肪酸たっぷり食品」
ギャンブルでも、旅行でも、美術品収集でもない…和田秀樹が手を出すなという「世の中で一番金のかかる趣味」
「家の近所を歩く」よりずっと効果的…精神科医「ウォーキング効果を最大限に引き出す」とっておきの場所
「年金だけで暮らす人」は早々に手放している…50代までに捨てておくべき「老後のお金を食い潰すもの」8選