農法で野菜を選ぶよりも大切なこと

栄養価(ビタミン・ミネラル・抗酸化物質など)も、有機野菜のほうが絶対に優れているとはいえません。

2024年に出た最新のシステマティックレビュー(複数の論文をまとめたもの)では、調べた栄養成分の約42%で差がなく、29%で差があり、29%で研究によって結果がバラバラでした(※5)。例えばビタミンCは有機のほうが高い傾向の作物が多いですが、逆にリコピンやβ-カロテンは慣行農業のほうが高い傾向があります。ポリフェノール類は有機のほうが20~69%高いという古い研究もありますが、最近のレビューでは統計的に差が出ても、体に効くほどの差ではないと指摘されています。

大事なのは、栄養成分は「農業のやり方」よりも、品種、土の質、気候、収穫時期の影響がずっと大きいということです。健康にいいかどうかも、どの野菜を選ぶかよりも、野菜をたくさん食べることのほうが影響が大きいといえます。

農法で選ぶよりも、できるだけ新鮮な多種類の野菜を毎日たくさん食べましょう。

※5 Are organics more nutritious than conventional foods? A comprehensive systematic review - PubMed

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