調べない限り情報は手に入らない

「介護に関する情報はとにかく“知らない”ことが多い。情報を取りに行かない限り、誰も教えてくれません。問題に直面したときに初めて知ることも多く、『これを知っておけばよかった』という後悔の声もよく聞きます。特に行政のサービスは自分で調べて申請なり手続きをしないと、受けることができません。知らないと損をすることもたくさんあるんです」

太田差惠子『ひとりでも大丈夫! 私らしく生きるための「自分介護」』(PHP研究所)
太田差惠子『ひとりでも大丈夫! 私らしく生きるための「自分介護」』(PHP研究所)

たとえば、単身高齢者向けの緊急通報システム。ボタンひとつでつながり、緊急時に対応してもらえるシステムだが、自治体によっては無料あるいは低額で利用できるという。

65歳以上であれば、一度地域包括支援センターを訪れてみてはどうか。さまざまな情報を入手できるはずだ。

「一部の社会福祉協議会では、頼れる親族のいないシニア向けに死後準備などの総合的な支援を行っています。2027年には国の制度として『終身サポート』が始まる予定です。

ひとり暮らしのシニアの日常生活支援や身元保証、死後事務など、無料や低額の行政サービスも今後増えていくでしょう。また、高齢者施設にも種類があって、サービス内容や入居条件もさまざま。興味と関心をもって調べない限り、情報は手に入りません。

まずは“知る”こと。そこから自分介護は始まります」

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