手取りを増やすなら「社会保険」より「税金」

「手取りを少しでも増やしたい」という理由で社会保険料を減らすことを考える人は少なくありません。しかし、社会保険料として払うお金は無駄になるわけではなく、払った分に対応するメリットもあります。

そもそも、残業すれば残業手当により収入が増え、手取りも増えます。「手取りを減らしたくない」という理由だけで残業を控えるのは、必ずしも合理的とは言えません。手取りを増やしたいなら、社会保険料よりも税金を減らすことを意識した方がよいでしょう。

税金は、所得控除を増やすことで負担を軽くできる仕組みになっています。所得税や住民税は給与から天引きされるため、税金を減らすことができれば手取りは増えます。

たとえば、iDeCoに加入すれば、年間に払った掛金の全額が小規模企業共済等掛金控除の対象となります。税負担を軽減しながら老後資金も積み立てられます。

生命保険料控除、地震保険料控除、医療費控除、扶養控除、住宅ローン控除などが受けられる人は、控除漏れに注意しておきましょう。医療費控除などは年末調整では受けられませんが、自分で確定申告すれば控除を適用できます。

社会保険は負担として意識されがちですが、本来は病気や老後などのリスクに備えるための保険です。知識を身につけ、目先の手取りだけでなく、長い目で見て得かどうかを判断するようにしましょう。

木製ブロック
写真=iStock.com/bymuratdeniz
※写真はイメージです
【関連記事】
利回り7%超の銘柄がゴロゴロある…お金の専門家が保有する「高配当&株主優待」合わせ技5銘柄
安っぽい服ばかり着ていると人生大損する…トップスタイリストが教える「今すぐやめたい残念な服」の特徴
ギャンブルでも、旅行でも、美術品収集でもない…和田秀樹が手を出すなという「世の中で一番金のかかる趣味」
手作り弁当550円、おにぎりは今でも110円…セブン、ローソンがマネできない吉祥寺「個人コンビニ」の地味な戦略
バフェットも「現金は危険だ」と警告した…オルカンでもS&P500でもない、インフレ時こそ強さを発揮する「資産」