患者にも推奨できる油脂の種類

こうしたことを考えると、油脂選びはなかなか難しいのですが、私自身が日々摂っており、自分の患者さんたちにも推奨できる油脂といえば、「エキストラバージンオリーブオイル」となります。

現在の段階で、オリーブオイルは確実に健康にいいことが学術的に証明されているからです。

ただし、油脂は空気に触れると酸化し、毒性を強めます。

そこで、家に置く植物油はエキストラバージンオリーブオイルだけと決め、それをどんどん使うようにするのが、最も賢い方法だと私は考えています。どんどん使っていくために、お徳用の大瓶ではなく、できるだけ小瓶を買うようにするのもいいでしょう。

ほとんどのアルコールは血糖値を上げない

アルコールが健康に与える影響については多様な意見がありますが、まだ腎臓を悪くしていない人なら、ほどほどにたしなんだほうがいいと私は考えています。

私の場合もそうですが、お酒があると、夕食はおかずをつまみながら食べるようになり、白米など炭水化物の摂取量が減ります。

実際に、お酒を出す店のメニューの多くは血糖値を上げにくいものが多いのです。

居酒屋の焼き鳥、刺身、冷ややっこ、枝豆など、どれもあまり血糖値を上げません。

洋風の店でも、肉や魚、野菜を使った料理を選び、ピザやパスタを食べないようにしていれば血糖値は上がりません。

ワインとサラミやオリーブのプレート
写真=iStock.com/Elena Katkova
※写真はイメージです

それになにより、ほとんどのアルコールは血糖値を上げません。

私自身、夕食時にはたいていワインを飲んでいますが、翌朝の自己測定血糖値は、飲んだときのほうが低いことがわかっています。