腎臓病から身を守るための医者選びはどうすればいいか。医師の牧田善二さんは「腎機能が落ちていることがわかったら、透析を避けられる医師を選ばなければならない。『いずれ透析になるかもしれないけど、いつかはわからない』などと答える医師は、あなたの腎臓を治す技術を持っていない」という――。

※本稿は、牧田善二『腎臓 人工透析にさせない最強の医療・食べ方』(三笠書房)の一部を再編集したものです。

医者
写真=iStock.com/Yuto photographer
※写真はイメージです

治療できない、こんな医療からは逃げなさい

同業者である私がこんなことを言うのもなんですが、医師選びは本当に大事です。とくに、腎臓病から自分を守るためには、2つの側面で医師選びが必須になります。

まず、あなたの腎臓の状態を正確に知るための医師を選ばなければなりません。

基本的に、腎臓の検査としてよく用いられる、血清クレアチニンや尿タンパクは、早期発見に適していません。大事なのは尿アルブミン検査です。

とくに、糖尿病性腎症(糖尿病の合併症としての腎臓病)では早くから尿アルブミン値に異常が出ます。だから、糖尿病がある人はもちろん、その危険因子である高血圧、肥満などの生活習慣病があれば、なおさら早くから尿アルブミン検査を受ける必要があります。しかし、おそらく、受けていない患者さんが多いでしょう。

その場合、主治医に「尿アルブミン検査をしてほしい」と訴えてください。それに対して、「そんな検査は必要ないですよ」「血清クレアチニンが正常だから大丈夫ですよ」などと否定的な態度を示すなら、その医師は腎臓病の正しい知識を持ち合わせていません。

たとえ、知識がなかったとしても、謙虚に学ぶ気持ちがあれば、患者さんからリクエストされたことに対して自ら急いで調べ、尿アルブミン検査の重要性に気づくはずです。

しかし、それをせず端から否定してきたなら、医療機関を変えましょう。なぜなら、その医師のもとで、あなたは早期に腎臓病を発見することはできないからです。