全世代に有効な褒め方

ちなみに行動と快感を結びつける「線条体」は、40代、50代になったときに最も充実することもわかってきています。脳の司令塔である「前頭前野」や記憶の引き出しの「海馬」は年齢とともに衰えてきやすいのですが、「線条体」は脳の使いようによっては機能を高められます。

行動を具体的に褒めて線条体を活性化させる褒め方は、若い世代だけではなく全年代に有効なのです。褒められることは意欲を高めてその人のモチベーションアップにつながるため、結果的にパフォーマンスを高めることにつながります。それだけでなく、褒められるという刺激が脳に直接働きかけて、スキル定着を促すのではないかという興味深い研究が以前から報告されています。

2012年に医学雑誌「PLoS One」で報告された研究では、48人の被験者に対して、30秒間でキーボードをある順番でたたく、という課題をやってもらいました。これは運動技能の記憶実験でよく用いられる課題です。