血管を痛めつける「魔の液体」

なかでも、「ブドウ糖果糖液糖」「果糖ブドウ糖液糖」という不自然な甘味成分が入っているものは口にしないようにしましょう。

ここでいう「果糖」は、果物から絞ったものではなく、トウモロコシやサツマイモなどのデンプンをある酵素で分解してブドウ糖をつくり、さらに別の酵素によって果糖に変化させています。つまり、とんでもなく不自然な人工シロップです。

これらの甘味成分は、砂糖よりも安価で水に溶けやすい性質があるため、食品メーカーにとってはとても使い勝手がいいのですが、肝臓に負担をかけるなど、確実に健康を害します。もちろん、血糖値も上げ、AGEを増やします。

では、人工甘味料はどうでしょう?

コーラに代表される清涼飲料水の「ゼロ」タイプには愛飲者が多く、アメリカのトランプ大統領もその一人です。こうした商品には、人工甘味料が使われています。

清涼飲料水に限らず、「血糖値を上げたくないから」「太りたくないから」という理由で、コーヒーなどにも人工甘味料を使っている人もいることでしょう。

結論から言って、それはすぐにやめてください。

缶コーヒーやエナジードリンクの効果は一瞬

マウスを使った実験で、「アスパルテーム」「スクラロース」「サッカリン」の3つの人工甘味料は、普通の砂糖よりも血糖値を上げることがわかっています。

人間を対象にした研究でも、人工甘味料を摂り続けていると、インスリンがブドウ糖を処理する能力が落ちる、という報告がなされています。

要するに、人工甘味料の摂取によって、腎臓病の原因となる糖尿病に近づくのです。

また、人工甘味料を摂り続けていると、腸内細菌叢に変化が生じ、腸の粘膜に小さな穴が開く「リーキーガット症候群」を引き起こすことが指摘されています。腸内環境の悪化は腎臓の仕事を増やし、ダイレクトに腎臓の機能を落とします。

これらのことを考えると、どういう形であれ「甘い飲み物」は摂らないほうがいい、という結論に行き着きます。

眠気や疲労感を感じたときに、缶コーヒーやエナジードリンクを愛飲している人も多いでしょう。

エナジードリンク
写真=iStock.com/bauwimauwi
※写真はイメージです

これらを飲むことで、「シャキッとした」と感じるのは、そこに含まれる糖質とカフェインの一時的な効果です。糖質を摂って血糖値が上がると一瞬気分がハイになるのですが、あくまで一瞬のことです。

効果が一瞬であるのに、血中にはブドウ糖が溢れ、AGEはたくさんつくられてしまいます。すなわち、腎臓にいいことはひとつもありません。