キャリートレードの「反転リスク」

大矢俊雄『教養としての為替』(かんき出版)
大矢俊雄『教養としての為替』(かんき出版)

他方、すでにお気付きの方も多いと思いますが、キャリートレードは、先述した「金利差が大きい状態が続く」「ドル高円安が続く」といった前提のもとでは収益が上がりますが、トレンドが逆転し、前提が崩れた場合には、損失が出ることを覚悟する必要があります。

こうした重要な前提が失われたら、多くの「円キャリートレーダー」が慌てて(ドルが強いうちに)円に替えて利益を確定する動きに出る可能性があります。

そして、この流れがさらに円買いを加速させる可能性があります。これは、ドルのロングポジションの「巻き戻し」ということになり、相場反転のきっかけになることも考えられます。

【関連記事】
新大阪駅から15分なのに巨大廃墟がそびえる…「消えた終着駅」が映し出す昭和のニュータウンの栄枯盛衰
利回り7%超の銘柄がゴロゴロある…お金の専門家が保有する「高配当&株主優待」合わせ技5銘柄
小泉進次郎氏でも、高市早苗氏でもない…いま自民党内で急浮上している「次の首相」有力候補の意外な名前【2025年9月BEST】
習近平が最も恐れる展開になる…高市首相が切り出せる「日本産水産物の輸入停止」への3つの対抗手段【2025年11月BEST】