記者生活で忘れていた「本の喜び」を思い出した
まさか58歳で早期退職し、小さな書店を開く人生になるとは、想像もしていませんでした。
北本一郎(60) Ichiro Kitamoto
元共同通信記者。富山支局、福岡支社、広島支局を経て、東京経済部で大蔵省、総務省、IT業界などを担当。58歳で早期退職し、2024年「一乗寺BOOK APARTMENT」を開業。シェア型書店と新刊書店を組み合わせ、本を介した交流が生まれる場として注目を集めている。
元共同通信記者。富山支局、福岡支社、広島支局を経て、東京経済部で大蔵省、総務省、IT業界などを担当。58歳で早期退職し、2024年「一乗寺BOOK APARTMENT」を開業。シェア型書店と新刊書店を組み合わせ、本を介した交流が生まれる場として注目を集めている。
もともとは、「社会を良くする記事を書きたい!」という思いを持ち、共同通信に入社したのが1990年のことです。当時はバブル経済の真っ只中で、マスコミ各社も多くの人を採用していた時期でした。そんな時代の幸運に助けられ、記者としての一歩を踏み出しましたが、決して順調な滑り出しではありませんでした(笑)。
最初に赴任した富山支局では主に事件取材を担当しましたが、警察回りが苦手でした。刑事の方々と関係を築き、少しずつ情報を引き出すため、野球の話を入り口にしようにも、私自身が詳しくないので、どうも上手くいかない。
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(構成=橋本未来 撮影=大森 泉)


