100万回言っても何も変わらない

【シチュエーション】してほしくないことをされた
× 何度も言わせないで!
○ 私がイヤだから、やめてほしい

「また靴下片付けてない! 何度も言わせないで!」

リビングのソファ近く、脱いだ形のまま置かれている靴下。気づかずに歩くと蹴飛ばすし、視界に入ると気になってしかたない。洗濯カゴに放り込めば済む話なのに。

なぜしない? どうして? よくある光景です。

まわりの変化に常にセンサーを働かせている女性たちは、自分のテリトリーやルーティンが乱されると心が落ち着きません。

だからこそ何度も口を酸っぱくして言うのですが、相手は一向に改善しようとしない。そのときは「はいはい」と言うけれど、全然やってくれない。「なんで言うこと聞いてくれないの?」と無視されたような気持ちになりますし、「もしや、わざと……?」と疑う気持ちも芽生えてきます。結果「何度言ったらわかるの?」「何回も言ったよね?」とキレてしまうことに。ですが残念ながら、この言い方では100万回言っても何も変わらないでしょう。

リビングルーム
写真=iStock.com/miya227
※写真はイメージです

夫婦は他人、家庭は社会

男性には、リビングが散らかっていることを心底どうでもいいと思っている人が多いようです。「来客があるならまだしも、家の中なんだから好きにさせてくれよ」、これが言われた側の本音。興味がないことについてあれこれ言われても、結局、直す気なんて起きません。家の中なんだから、家族なんだから、リラックスさせてよ、なんでも許してよ。これはいわば、男性の甘えです。

一方で、女性側も「リビングを清潔にするのは、お互いにとってうれしいはず」「だから、何度か言えば、直してくれるはず」「家族だったら、言わなくても率先してやってくれるはず」と無言で期待しているのだとしたら、これはこれで甘えです。言っても聞かないなら、言い方を変えるしかありません。

「リビングは家族がくつろぐ場所だよね。そこに靴下が転がっていると、どうしても不快な気分になるから、やめてほしいの」