小谷城に並ぶ山本山城の険しさ
山本山城の標高325m、麓からの比高は235m。約7km北の賤ヶ岳から伸びる山脈の最先端にあたる。山脈西側は琵琶湖に接しており、東側も麓の平野から一気に駆け上がるような急勾配だ。ちなみに小谷城の比高は230m。わずかだが山本山城の方が上回っている。麓との高低差があればあるだけ、その城の攻め辛さは増す。
南から城跡へと伸びる登山道を登ってゆく道中は、延々と上り勾配。比喩ではなく、登れども登れども城にたどりつかない。まさに天然の要害。人工的な防御施設がなくとも、相当の体力を奪われてしまう。
そのはてに現れるのが、壁のような切岸(人工的に削り角度をつけた崖)を従えた曲輪。ここを突破しさらに登った先には、削平された広大な二の丸。急勾配を登った直後に城兵からの猛攻を受けながら、これらを突破するのは至難の業だろう。





