心の余裕こそが、一番の睡眠薬
その点、私たち精神科医が行なうのは、カウンセリングです。
「そもそも、眠れなくてもいいんですよ」
「昼間動けているなら、それで十分です」
「ムリに寝ようとすると、かえって眠れなくなりますよ」
こんな感じで、まずは眠りへの強迫観念を取り除いていきます。
定年後で、翌朝会社に行く必要がないなら、眠くなったときに寝る。夜に眠れなければ、昼に少し横になる。
自然のリズムに任せるほうが、よほど健全です。
そもそも、本書で説明したような、アウトプット健康法をしっかり実行すれば、夜は自然に眠れることでしょう。
睡眠は「長さ」より「質」、そして何より「気にしすぎないこと」。
眠れない夜があってもいい。
それを受け入れられる心の余裕こそが、一番の睡眠薬となるのです。


