第2優先:生活水準を維持する日用品
さらに、それが無くても生命に関わらないが、生活の質を維持するための必需品も日頃から在庫を多めに確保したい。例えばメイク用品や生理用品など、普段から使用しているお気に入りの品物は、無くなっても命に関わりはないが生活水準が低下する。そしてこれらの製品を少しだけ多めに確保することは、それほど難しくはないはずだ。こうした品については、日頃から在庫を多めに持つライフスタイルをオススメする。
また、衛生用品、身だしなみ用品、キッチン用品、食品保存用品、洗濯・清掃・住宅用品、各種の生活必需品なども、ナフサ不足の影響を受けやすい。こうした日用品は、無くなってから買いに行くのではなく、「常に○個の在庫を持つ」といったルールを定め、それ以下になったら補充する習慣を付けるのがよいだろう。こうしたアイテムは、大地震や水害後に自宅で「在宅避難」をする際にも役立つため、少し多めに確保したい。
第3優先:食料品
難しいのは「食料品」の確保だ。ナフサ不足が長期化すると、食品の容器包装に影響が生じて、「モノはあるのに出荷できない」という製品が生じる恐れがある。防災においては「最低3日分・できれば7日分」の食料備蓄が必須であるが、今回の原油危機はいつまで・どのくらいのレベルで続くか分からないため、数週間・数カ月分の食料備蓄が必要になる。そして、言うまでもなくそれは難しい。
食料危機がどのレベルで生じるかは分からない。一部製品の品薄で終わるかもしれないし、スーパーやコンビニからモノが消えるという事態まで進行するかもしれない。このような、「備蓄すべき量」を決められない事態に対しては、「備蓄できる量」の確保が望ましい。
少し日持ちする食品について、期限内に食べきれる量を上限に在庫を増やすのだ。これは防災界隈では「日常備蓄」や「ローリングストック」と呼ばれる手法になる。

