優先順位を付けて備蓄するべき

原油危機が長期化するにつれ、「○○が品薄に」「○○の出荷が停止」といった報道が増加すると予想される。しかしその都度、慌てて買いだめを行うことは、費用的にも、備蓄する場所的にも、そして精神衛生的にも難しい。なくなるモノの予測ができない状況に対しては、「無くなると困るモノ」に優先順位を付けて準備することが有効と言える。

これは今回の危機に限られた話ではない。大地震や水害といった「普通の大災害」への備えとしても、「ないと困るモノ」「わが家にとっての必需品」「わが社のボトルネック」となるモノを優先的に確保することが有効である。今回の危機をきっかけに、日頃の災害対策としても次の対応をぜひ行って欲しい。

最優先すべき「生命維持に必要な道具」

個人の場合は、まず「生命維持に必要な道具」や「身体の一部」の予備や代替品を確保することが重要だ。

メガネ、コンタクト、補聴器、入れ歯、車椅子、義肢、杖、コルセット、サポーター、ストーマ装具、在宅医療器具など、ただ生活をするためにも必要な道具の維持が最優先となる。

コンタクト
写真=iStock.com/O2O Creative
最優先すべき「生命維持に必要な道具」(※写真はイメージです)

スタンスとしては、今回の危機に対して予備を購入するのではなく、「そろそろ新調しようかな」と思っていた場合に、それを早めに調達するような考えが健全と言える。

同じように、身体の一部を維持するための消耗品やメンテナンス用品、持病の処方薬や欠かせない常備薬、さらに乳幼児用品、介護用品、ペット用品など、家族構成により変化する必需品なども、優先度が高いアイテムと言える。これらは日頃から在庫や予備を多めに持つことが重要だが、今回の危機に対しては「どうせ使うモノを、使い切れる量の範囲で」追加購入するとよいだろう。