パンツは3日間同じものを履く

ポロシャツやTシャツなどの船内服は15日に1枚、下着は3日に1枚、トレーニング用のタンクトップやショーツも3日に1枚。つまり、船内服は15日間、下着は3日間、つけることになります。

近年の船内服で、吸水速乾や抗菌消臭といった機能性が重視されているのは、この枚数制限が大きな理由です。

中継などのときに着る「よそ行き」のポロシャツなどは月に1枚支給されます。半年の宇宙滞在でたった6枚しかありません。中継やSNSで見る宇宙飛行士がいつも似たような格好をしているのには、このような事情があるのです。

中継などで着るよそ行きのシャツ。宇宙の「キレイめ」コーデ
中継などで着るよそ行きのシャツ。宇宙の「キレイめ」コーデ(『宇宙でラーメンは食べられるか 宇宙暮らしのロマンと現実』より)

「同じ下着を3日間、同じ服を15日間着るなんて不潔!」と思ったそこのあなた、大丈夫です。無重力空間では服も浮くため肌にはほとんど触れず、汚れにくくなっています。きれい好きな人でも安心して宇宙にお越しください。

宇宙では下半身が細く、上半身がデカくなる

すでにお話ししたように、宇宙はファッション砂漠です。地上のようにコーディネートを考える楽しみはないものと心得て、服は着回し優先で選ぶとよいでしょう。

また、サイズ選びにもご用心。いつもと同じサイズの服を持って行くと、宇宙ではちょっと不便かもしれません。

地上では、重力の影響で体液は下半身に集まりやすくなっています。しかし、重力がない宇宙では上半身に移動するため、からだにさまざまな変化が起こります。

体形の変化もその一つ。重力から解放された宇宙では下半身が細くきゅっと締まり、上半身のボリュームが増します。

宇宙に行く際はこのように体形が変わることを見越して、ボトムスは地上よりもワンサイズ小さいもの、あるいはウエストを調整できるものを、トップスはゆったりめのものを選ぶとよいでしょう。