仕事の論理や考え方を設計する存在へ

ここで紹介したGROWモデルを継続的に活用することは、チームに3つの変化を同時にもたらします。

書影
ピョートル・フェリクス・グジバチ『世界の一流は「部下」に何を教えているのか』(クロスメディア・パブリッシング)

部下は指示を待つ姿勢を改め、自律的に思考し行動するようになります。

これに伴って、個々の現場に判断が分散されるため、上司が抱えていた過度な業務負荷が軽減されます。

人間による意思決定とAIのサポートが、現場のオペレーションの中で自然に調和するようになります。

こうした変化を通じて、上司の役割は自ら実務を担う「実行者」から、仕事の論理や考え方を設計する存在へと進化します。

1on1ミーティングで対話の進め方に悩む上司にとっても、このモデルは確かな思考の型として機能し、面談の質を安定させます。

人を統制することに主眼を置いた時代は、すでに終わりを迎えつつあります。

これからの上司には、部下の行動を細かく管理するのではなく、思考のプロセスや判断の仕組みを設計することが求められているのです。

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