長政、あの世で笑っているか

スタートアップ界隈でよく言われる言葉がある。「優れた戦略も、タイミングと運には勝てない」。長政の戦略は間違っていなかった。ただ、対戦相手が悪すぎた。

かつて、劉邦と天下を争った項羽は垓下の戦いで「此天之亡我、非戦之罪也(これ天の我を亡ぼすなり、戦いの罪にあらず)」すなわち「これは天が私を見捨てたのであって、弱かったり、戦い方が悪かったのではない」と言い切って死んだ。長政も同じようなものである。

もっとも戦いには敗れたが、娘三姉妹を通じて、その家系は徳川将軍家から皇族にまで続いたのだから「数百年かけて勝ったのはこっちだ‼」とあの世で笑っているかもしれない。

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