毎朝1時間の「自分時間」を確保
人は時間がないと「ふきげん」になります。時間がなければ、映画を観たい、小説を読みたいといった欲求は封印され、「ふきげん」がたまっていくのです。そんな状態では仕事のパフォーマンスも上がりませんし、家族や友人との関係もぎくしゃくしてきます。「ごきげん」で過ごすためにも、ためになる時間をつくり出しましょう。
そこで提案したいのが、「朝1時間の『自分時間』」を確保することです。自分時間とは、他人の意思が及ばず、自分でコントロールできる時間のことで、自分のやりたいことに使います。朝の1時間でいいので、充実した自分時間を過ごす。それが自分への投資になるのです。
早起きして確保した自分時間に何をするのか。大まかに「目的系」と「生活系」に分けられると思います。目的系は自分の目的達成のために時間を使うことで、読書やランニング、英語や資格の勉強などが当てはまります。生活系は日頃の生活や自身のリフレッシュに関わるもので、料理、掃除、洗濯などがあります。身の回りの環境が整ってくると、気持ちがすっきりして前向きになります。
毎朝1時間を積み重ねていくと、月30時間になり、年間だと365時間。一度にまとまった時間を取れなくても、日々の積み重ねによって目標や自己実現に近づくことができるのです。
よく「夜ではダメですか」と質問されますが、夜は疲れているので勉強や運動をしてもパフォーマンスは上がりません。また、SNSが頻繁に投稿される時間帯なので、ついそちらに気を取られてしまいます。時間の制約もないのでいくらでも夜更かしができてしまい、だらだらと無駄な時間を過ごしてしまいかねません。
充実した自分時間を過ごすのは、睡眠時間を十分取ったうえで最も体調のいい朝が最適です。出勤時間を守るという制約があるので集中できるし、効率もよくなります。
では、朝の1時間を確保するための「時間割」を考えてみましょう。上の図は、睡眠時間は同じ7時間で、夜型人間と朝型人間の時間の使い方を示したものです。
深夜1時に寝る夜型人間は、朝は8時に起床。家を出るまで30分しかないので、朝食を食べずに出勤。9時から仕事をするものの、午前中は眠いので効率が上がらず、夕方は定時を過ぎても残業。会社の同僚と飲みに行って、23時帰宅。だらだらSNSを見て、また1時に寝ます。
これを朝型に変えるとどうなるでしょう。23時に寝て、朝6時に起床。1時間の自分時間を過ごし、しっかり朝食をとってから出勤。脳も体も活発に活動するので、午前中からパフォーマンスが上がって定時に仕事が終わります。飲み会はパスして18時30分に帰宅。23時に寝る……。
朝型の時間割を実行してみると、早起きよりも早寝のほうが難しいことに気づくと思います。早寝の邪魔をする要因は、残業と飲み会、スマホです。
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