スマホは「ギャンブル同様」の中毒性
通知が鳴るたびに、これが繰り返されることで、やがて「スマホを確認せずにいられない」
「確認しなければ不安」という状態に。これはギャンブルがやめられなくなるしくみとそっくりです。事実、ギャンブル依存とスマホ依存では、報酬系の一部である線条体などに共通した変化が見られることが知られています。
そう、スマホやアプリは、ギャンブル同様の中毒性を持っているのです。
「スマホは、ポケットに入るスロットマシンだ」そう言ったのは、かつてGoogleのデザイン倫理担当をしていたトリスタン・ハリスです。
広告収益が欲しい企業は、ユーザーのスマホ滞在時間を最大化するために、アプリの通知、無限スクロール、おすすめ表示などを駆使して、あなたの注意を奪い続ける設計を採用しています。
あなたの意識(注意力)は、スマホやアプリに常に狙われているのです。めちゃくちゃ怖いですよね。
ということで、本当に必要な通知以外はオフにして、それ以外の通知は自分に余裕のあるタイミングで見る癖をつけるようにしてみましょう。
思い切って「アプリ」を削除してみた結果
脳の余白を取り戻すために、もっとも強力で即効性のある方法をご紹介しましょう。それは、「つい触ってしまうアプリを、スマホから消してしまう」という方法です。
「えっ、消すのはちょっと……」と抵抗を感じるかもしれません。しかし、この方法を強く推奨しているのは、GoogleやYouTubeのプロダクトデザイナーを務めたジェイク・ナップです。
彼は、人の注意を1秒でも長く惹きつける「依存の仕組み」を研究し続けてきた、いわばスマホの専門家です。
彼は、自身の集中力と「子どもと過ごす時間」を取り戻すために、自分のスマホからX(旧Twitter)、Facebook、Instagramを次々に削除。さらには、自分が開発に携わったGメールまで削除しました。
消すときは相当ためらったそうですが、いざ消してみると、驚くほど心がホッとしたといいます。
彼は、SNSや動画サイトなど、スクロールすれば無限にコンテンツが湧き出るアプリを 「無限の泉(インフィニティ・プール)」と呼び、それらをスマホから一掃することを勧めています。
1日でも、1週間でも、1カ月でも体験してみることで、「脳の余白」が増えて、自分にとって必要なものがクリアになってきます。

