細かく学習スケジュールを立てて管理
そういう家庭では、父親がこと細かに学習スケジュールを立てる。しかし、その内容は、小学生の学力、体力、気力を遙かに超えている。だが、すべてを終わらせないと父親に叱られるので、子供はとりあえず覚えて、作業をするというアタフタ学習に陥ってしまう。すると、子供から笑顔が消えていく。
表面上だけの学習は、知識として定着せず、それをもとに考える思考系の問題に太刀打ちできないのはもちろんのこと、基礎的な問題でもぼろぼろ抜けが出る。当然、成績は上がらない。そして、さらに父親の管理が厳しくなる。このように、負のスパイラルが続いていく。
つい「キレ気味」になってしまう母
一方、近年は高学歴の母親も増えている。この場合、面白いことに2つのパターンが見られる。1つは、わが子ができないことに腹を立てるパターンだ。ただ、高学歴の父親と違うのは、自分の成功体験で得たやり方を押し通すことはない。基本的には塾のカリキュラムに則って、受験勉強をサポートする。ただ、ケアレスミスをしたり、何度も同じような問題を間違えたりすると、「なんでこんな問題でミスするのよ!」と、あふれ出る感情が抑えきれず、ついキレ気味になってしまうところがある。
もう1つは、自分は成績が良かったけれど、自分とわが子は別の人間と理解した上で、受験サポートをする母親だ。こういう母親はわが子をよく見ていて、子供のペースに合わせた学習をさせるので、うまくいっているケースが多い。自分が教えられるところは教えるけれど、基本的には勉強は塾に任せ、自分は子供が気持ちよく勉強ができるように、わが子のモチベーション維持に励む。共感力が高いという点で、高学歴の父とは一線を画す。ただ、そう多くはめぐり会えない。

