歯磨きと同じくらい「気軽」にやればいい

瞑想はある意味、「生き方を変えるトレーニング」であると、私は考えています。

疲れ切った脳を休めると同時に、脳を疲れさせやすい「心の癖」を変えていくもの。結果、生き方そのものを変える練習になるというわけです。

私自身、瞑想を毎日行っていますが、それをさぼると「心のノイズ」が脳にたまっていくような感覚があります。逆に、瞑想をした日は頭がクリアになって、その日の診療や執筆などに集中できます。

パソコンを使用する人
写真=iStock.com/Tippapatt
※写真はイメージです
久賀谷亮『最高の脳リカバリー法 からっぽ瞑想』(エクスナレッジ)
久賀谷亮『最高の脳リカバリー法 からっぽ瞑想』(エクスナレッジ)

つまり、瞑想は脳疲労をとるだけでなく、「次に力を発揮するための準備」にもなるのです。だから、完璧にやる必要はないので、できれば毎日、長く続けてもらいたいのです。歯磨きと同じぐらいの感覚が、私はちょうどいいと考えています。

やればすっきりして気分がいい。やらないとなんだか気持ちが悪い。日常生活の中で、そんな感覚でとり入れられるようになれば、大成功です。

そのとき、瞑想は皆さんにとって、人生の質そのものを変える生活習慣になってくれるはずです。

次に、朝・昼・夜それぞれに習慣化しやすい「からっぽ瞑想」の実践シーンを紹介しますので、取り入れやすい方法を見つけてみてください。

朝――電車やバスの中で「呼吸」に集中

シートに座る。もしくは立っていてもOK。目は閉じても、開けたままでもかまいません。

鼻から息を吸い込み、口から静かに吐き出します。呼吸の流れを1分間感じとる。もしくは、電車やバスの走行音に注意を向ける。

通勤中に行えば、「心のノイズ」がからっぽになり、脳のパフォーマンスが高い状態で仕事のスタートが切れます。