睡眠の質と糖化ストレスの関係
睡眠の質は、糖化ストレスにも深く影響します。普段睡眠不足気味の人に対し、11時間寝た後と3時間しか寝ていない場合の朝食後の血糖値を調べたところ、3時間睡眠の場合のほうが血糖値の上昇が高くなりました。このことからも睡眠不足は、血糖スパイクを起こしやすくすると考えられます。
また、睡眠ホルモンのメラトニンは睡眠中に脳内のAGEsを分解する作用があり、糖化や酸化ストレスから脳を守る役割も果たしています。
このほかにも、睡眠不足になると、善玉のHDLコレステロールが減少したり、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減少して食べすぎを誘発したりするなど、睡眠は抗糖化生活に大きく影響するといえます。
一方、副腎皮質から分泌される「コルチゾール」というストレスに反応するホルモンは、成長ホルモンの分泌を抑制するので、就寝前にストレスになるような嫌なことは考えないようにしましょう。
細かい手作業で神経系を刺激する
神経年齢に弱点がある場合は、神経を刺激するような習慣が必要です。神経も筋肉や骨と同じく、使わなければ減っていく運命にあるからです。
ウォーキングのような全身運動でも運動神経を使うので脳神経を刺激できますが、脳内の神経の体積を見ると、全身の大きな運動で刺激される領域と、指先や手先の細かい作業で使う神経領域は、同じくらいの大きさがあります。指先の動きは繊細なので、脳内でも大きな領域を占めているというわけです。
そのため、もし神経年齢に弱点があるとするならば、全身運動と細かい手作業を組み合わせて実施することが効果的です。大きな全身運動と細かい手作業を両方やることによって、脳神経全体を刺激することができるからです。
具体的に脳神経の刺激に有効な手作業は、「文字を書く」「絵を描く」「楽器を弾く」「麻雀やゲームをする」といった、手を細かく動かしながら頭を使うことならなんでもOK。外に出かけて友人と趣味に興じるのも、脳にとってよい刺激になるでしょう。



