「朝ドラで描けない」のはもったいない

そして、一雄はそれ以上である。なにせ、子供の頃の出入りしていた人々の人となりを、詳細に記憶しているのだ。おそらくは執筆にあたってセツに聞いたりして整合性を取っているのだろうが、彼の文章には「父の周囲にいたこんな、とんでもない奇人変人たちを記録しておかねばなるまい」という独特な使命感を感じる。

うん、八雲の教育は確かに次の世代に受け継がれていた。それにしても、こんなに面白い人物達を、朝ドラでは描けないのはもったいない。

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