朝ドラでは見せられない光景

この時のくらい発作の激しかったことは実に空前絶後です。私は散々に打たれたり、蹴られたり、抓られたり、頭髪や耳を掴んで引き摺られたりしました。「あんなにつねに可愛がって下さる母が……これは確かに気が違っちゃったのだ。私は殺されてもいいからどうか母が気が狂ったのではありませんように……」と打擲されながらも子供心にこう念じました。

いや、卵を食べただけで、セツは愛する息子をボコボコに殴っていたのである。とても朝の連続テレビ小説では見せられない光景だ。なお、一雄は無事に妻を迎え、その子孫が民俗学者の小泉凡である。果たして、一雄の妻がヒステリーであったかなかったかは、調べたがわからなかった。

【関連記事】
【画像をみる】小泉八雲とセツの息子「一雄」の写真
「ばけばけ」では完全スルー…妻子を抱えて神戸に移住した小泉八雲が、たった2カ月で仕事を辞めた"切実な事情"
「ばけばけ」では描けない"妾騒動"の知られざる史実…小泉八雲が「送り込まれた愛人候補」を拒み続けたワケ【2025年11月BEST】
「ばけばけ」セツと結婚→1年で失踪したはずが…朝ドラでは描かれない「最初の夫」の意外な"その後"
たった1年で婿に逃げられ橋からの身投げを考えた…「ばけばけ」のモデル小泉セツの初婚の意外過ぎる顛末