「マネジメント」の経験は転移できる

転移力とは、実は器の柔軟性を示すものです。固定的な形の器では、中身を別の器に移すことはできません。しかし、柔軟に形を変えられる器なら、どんな環境にも適応できる。

「多様なメガネ」を思い出してください。一つの視点に固執する人は「この業界だから」「この専門だから」という単一のメガネしか持っていません。しかし、器の成熟した人は状況に応じてメガネを使い分け、「別の角度から見れば応用できる」という新たな視点を生み出せるのです。

中竹竜二・加藤洋平『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』(日本能率協会マネジメントセンター)
中竹竜二・加藤洋平『「人の器」の磨き方 リーダーシップ・コーチングと成人発達理論による人間力の変容プロセス』(日本能率協会マネジメントセンター)

近年のプロスポーツ界でも、この転移力の重要性が認識されています。