小便はゆっくりとやったほうがいい

私にも日本人独特のセッカチなところがあって、以前はよくトイレからハンカチで手を拭きながら出て来て、それをアメリカ人に見とがめられたものである。

藤田田『起業家のモノサシ』(KKベストセラーズ)
藤田田『起業家のモノサシ』(KKベストセラーズ)

「デン、君はなぜ、トイレを急ぐのかね」

彼はそういって私に首をふってみせる。はじめは、私のエチケットのことを注意されているのだろうと思っていた。ところが、よく聞いてみるとそうではないのだ。

「体のことは自然にさからってはいけないよ」

彼らは口をそろえてそういう。

日本人がトイレでおシッコをするのを見ると、みんな力んで放水している。しかし、彼らは力まない。自然のままにまかせるのだ。

男性の小便器
写真=iStock.com/PonyWang
※写真はイメージです

「おチンチンもパイプだよ。パイプの口に水圧を加えて流せば、パイプが傷みやすい。自然に流すのにくらべると長持ちの度合いが違う。

自分の命のことを考えたら、急いで放水しちゃいけない。力んでおシッコする人は、器官をこわして早死にする可能性が高いから、危なくてそんな人を相手にして商売できないよ」

トイレの仕方で人間がわかる

こう言われて、私はグウの音も出なかった。それ以後は、トイレで商談の相手と並ぶと、つとめて私はツイ立て越しにヒョイとのぞきこむことにしている。

何もサイズを気にしたり、ホモッ気があるからではない。どれだけ器官を大切にしているかを観察するためである。

これからの時代は、お見合いのときに血液検査証を交換するのもいいが、お互いにおシッコの音の聞きっこをして、いかに体を大切にしているかを推測し、成否の判定のデータにするのもいいのではあるまいか。

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