相手の表情に引きずられてはいけない

逆に、相手の話の内容に合わせて驚き、喜び、ときに眉をひそめる。その表情の変化こそが、「あなたの話を真剣に受け止めていますよ」という何よりのメッセージになります。

矢野香『偉ぶらないけど舐められないリーダーの話し方』(日本実業出版社)

Z世代を含む現代の若者の中には、本心とは関係なく社会的な処世術として「愛想笑い」が標準になっている人が少なくありません。さらに、人間の脳は、相手の表情を鏡のように無意識に真似してしまう「ミラーリング」という性質を持っています。

つまり、ニコニコしている若手メンバーの話を聞いているうちに、リーダーであるあなた自身も、つい同じように笑顔になってしまう。その結果、本当は「NO」と言うべき場面でも、「まあ、いいか」と、安易に受け入れてしまうことになりかねません。「あのリーダーは甘い、ちょろい」と舐められてしまう原因の1つのパターンです。

相手の表情に引きずられるのではなく、相手の話の内容に合わせて伝えるべきメッセージにふさわしい表情をしていく。それこそが、相手を「表情で受け止める」「顔で聞く」、ひいては「全身で聞く」という姿勢。リーダーとしての「器の大きさ」を示すことになるのです。

【関連記事】
MARCH卒、年収900万円なのに結婚できない理由が詰まっていた…仲人がぴしゃりと叱った婚活男性(36)の一言
「共感できる部分はない人間、それが私の母」要介護3の88歳をフルで働きながら6年以上ケアする娘の"介護魂"
「最後は夫のすべてを奪い、捨て去るつもりです」50代夫や義両親から罵倒され続ける40代妻の壮大な復讐プラン
これが不足すると骨がボロボロに…「日本人に足りない3つの栄養素」を一度に摂れる"和の伝統食"
2600年前から「付き合ってはいけない人」は決まっている…ブッダが説いた「人生破滅する10タイプ」