現代人は眉間の筋肉が凝り固まっている

ただし、アイブロウ・フラッシュを使いこなすのは簡単ではありません。なぜなら、多くの現代人は、長年のデスクワークや無表情の積み重ねによって、眉間の筋肉が凝り固まっているからです。

「相手の目を見て話そう」「口角を上げて笑顔でいよう」と意識すれば、誰でもある程度は演技することができます。しかし、「眉」は別です。普段は眉の動きが固まってしまっている状態で、無理に眉を動かそうとするとどうなるでしょうか。眉を吊り上げるだけのわざとらしい「驚き顔」になったり、眉間にシワを寄せるだけの「不機嫌顔」や「困り顔」になったりするだけです。

アイブロウ・フラッシュは、意識的に眉を上げる「アイブロウ・アップ(眉上げ)」とは違うということに留意してください。

お手本は「無邪気に喜び、驚く子ども」

では、自然な眉の動きとはどんなものでしょう。

その答えは、子どもたちの表情にあります。子どもたちの眉は驚くほどよく動きます。そして柔らかい。もし、あなたの周りにお子さんがいなければ、電車の中や公園などで、少しだけ子どもたちの表情を観察してみてください。喜びや驚きが、何の計算もなく、そのまま表情に現れているはずです。

子供の顔のアップ
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例えば、大人が何か贈り物をもらうと、「わぁ、ありがとうございます!」と、眉を持ち上げたまま満面の笑みをつくりがちです。

しかし、子どもは違います。「○○ちゃん、プレゼントがあるよ」と声をかけてみてください。振り向いた瞬間、「ハッ」と息を飲むのと同時に、眉が一瞬だけピクッと動くはずです。これこそが計算のない自然な眉の反応、アイブロウ・フラッシュです。

凝り固まった眉の動きを復活させて、本来の機能を取り戻すにはどうすればいいのか。ぜひ、眉のストレッチを試してみてください。肩こりをほぐすように、眉の周りを優しくマッサージしてあげるのです。

人間は本来、感情と連動して眉が動くようにできています。社会生活の中で眠らせてしまった自然な機能を、ストレッチで目覚めさせましょう。

ここでは、2つの簡単なステップをご紹介します。