工場労働者は消耗品、知的労働者は年中無休

産業革命直後と比べると、現代の労働環境は大幅に改善されました。労働者は労働法で守られ、最近では働き方改革やワークライフバランスも重視されるようになりました。しかし、それでも働くことの根本的な辛さは解決していないように思われます。それはなぜなのでしょうか? その理由を探るため、いくつかのタイプの労働の辛さの本質を考えていきたいと思います。

まずは、産業革命以降、もっとも典型的な労働の形になった工場労働を見ていきましょう。そこではフーコーが指摘したように、労働者は決められた時間に集められ、監視されて「従順な身体」として調教されていきます。

監督者の目が常に光り、生産性を上げるためにすべてが細かく指示されます。このように、工場労働において人々はまるで「生産する機械」のように扱われてきました。ここに、資本主義社会の労働の典型的な「辛さ」が認められます。