「リーガル」が子会社の解散を決定

このビジネスマンの革靴離れを象徴するような発表が先日ありました。

「REGAL」のブランドで知られるリーガルコーポレーション(千葉県浦安市)が、連結対象子会社で靴製造を担当するチヨダシューズの操業を停止し、解散を決定したのです。チヨダシューズは新潟県加茂市に工場があり、グッドイヤーウエルト製法やマッケイ製法を得意として高級ラインを手掛けていました。

解散理由は、街行くビジネスマンの服装が象徴しているように、革靴需要が減ったためと説明されています。リーガルはチヨダシューズの他に持つ製造会社2社の操業は続けるとのことですが、革靴市場全体の苦境は察するに余りあります。

リーガルは、1万円台から3万円台くらいのシューズを展開しています。比較的買いやすい価格帯の割にはしっかりした物作りをしているという評価の高いブランドで、今の40~70代が若い頃には、就職活動用や就職後の最初の1足として買われたものでした。アウトレットモールなどにも出店しており、今でも愛用している人も多いのではないかと思います。

厳しさが続くリーガルの決算

そんなリーガルも近年の決算内容は当然厳しく、今回のリストラにつながっているわけですが、2026年3月期第3四半期連結決算は

売上高 158億2800万円(対前年同期比4.3%減)
営業損失 6億6200万円
経常損失 4億8000万円
当期損失 5400万円

と減収赤字になっています。

通期見通しも

売上高 229億円(同2.8%減)
営業利益 5000万円(同87.4%減)
経常利益 2億1000万円(同57.8%減)
当期利益 3億6000万円(同48.6%減)

と減収大幅減益となっています。

個人的には、この通期見通しすら達成できないのではないかと見ています。理由は、4分の3が終わった時点での営業損失が6億6200万円もあるからです。ここから営業赤字を埋め合わせて5000万円の営業黒字に引き上げるには、残る3カ月で7億1000万円強の営業利益が必要となります。達成するのは相当に厳しいのではないでしょうか。