がんが必ず消える食べ物はこの世に存在しない

そして、翌日からまた玄米菜食をがんばって、飽きたらおいしいものを食べに町に出るのです。

食事が修行とか治療の手段というだけではあまりにも空しい気がします。玄米を半年なり一年食べれば、がんが必ず消えるならともかく、そんな食べ物はこの世に存在していないわけで、そこに人生をかけるかどうか、自分で考えてみるといいと思います。

私は玄米に人生をかけることはできません。

帯津良一『やり残したことは、死んでからやればいい』(廣済堂出版)
帯津良一『やり残したことは、死んでからやればいい』(廣済堂出版)

一日の仕事を終えて、私の食卓には、お酒はもちろん、湯豆腐にお刺身があって、そして白米から湯気が立ち上っているのを見たとき、「今日一日、がんばってよかった」とうれしくなります。食事にはそんな側面があるということです。

栄養素もカロリーも大切です。

しかし、私たちは人間ですから、私たちにとっての食事は自動車にガソリンを補給するのとは違うはずです。

楽しみ、喜びがあってこその健康食でしょう。

私はいくら体にいいからと言われても、おいしく感じないものは食べません。

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