上司に注意されて凹む人の脳内
認知行動療法は、日本では2010年から医療機関において診療報酬点数化されました。現在ではうつ病以外にも不安障害や統合失調症、ギャンブル依存、発達障害、性犯罪や薬物使用の問題改善などにも効果があることがわかり、医療だけでなく福祉、教育、産業、司法矯正分野でも用いられています。
認知行動療法では、考え方が感情に影響を及ぼすということを基礎として、人を理解していきます。この基礎を「認知モデル」と言います。それまで私たちは、出来事が直接自分の感情や行動に影響を与えると考えていました。たとえば「あんなに上司に注意されたのだから、落ち込んで当然だ」という図式は、広く世間で認められているでしょう。
しかし、それに異を唱えるのが認知モデルなのです。認知モデルでは、次ページのように「考え方」が出来事と感情を媒介すると仮定します。たとえば上司に注意されたときに「自分は何をやってもダメだ」と考えるから、落ち込むのです。
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