血糖値スパイクは認知症のリスクも上げる
高血糖状態の何が怖いのかというと、糖が血管の内膜を傷つけ、血管病変を引き起こすことです。その結果、さまざまな病気のリスクが跳ね上がることは、先にお伝えした通りです。
そのため血糖値スパイクは、血管そのもののトラブルだけでなく、酸化ストレスの増大、不眠やうつ、イライラ、過食といったメンタル症状、動悸、発汗、めまい、頭痛といった自律神経に関わる症状、ニキビやアトピーなど、さまざまな病気や不調を引き起こします。最近では認知症との関連も指摘されています。
ここで注目したいのが、酸化ストレスの増大です。
酸化とは、細胞を傷つける活性酸素が細胞にダメージを与える反応、つまりサビつかせることです。そして活性酸素とは、あらゆる細胞を傷つける有害な物質であり、諸悪の根源といってもいいほど厄介な存在です。紫外線やストレス、暴飲暴食、激しい運動など日常のあらゆるところで発生します。
もちろん、体は活性酸素の暴挙に手をこまねいて見ているわけではなく、酵素などが活躍し、活性酸素を消去していきます。
飲酒やストレスでも尿酸値が上昇しないなら注意
しかし、これらの酵素は年齢とともに減っていくため、活性酸素を消去する力も落ちていきます。消しきれなかった活性酸素が細胞を傷つけまくり、機能を失った結果が「老化」なのです。
活性酸素は多くの酵素によって消去されますが、食材に含まれるビタミンCやビタミンE、カロテノイドなども活性酸素を消去してくれます。さらに、もともと私たちの体でつくられる尿酸も、活性酸素を強力に消去してくれます。
尿酸は血液検査で測定されますが、高値になると痛風の原因になるとされ、一般的には低いほうがいいとされています。しかし、実は尿酸が高い状態とは、活性酸素が多くストレスがかかっている状況にあることを示すサインなのです。
見方を変えると、飲酒やストレスなどでも尿酸値が上昇しないのは、活性酸素を減らすことができていないということです。また、日頃から尿酸値が低い場合には、血管のトラブルが起こりやすいことも知られています。

