古琵琶湖があった地ならではの土

「原料の伊賀の里の土こそが、他の産地にはない唯一のものなのです。火にかけても耐えられる土は全国で伊賀の土だけです」

実は、伊賀は約400万年前に琵琶湖があった地であり、この地の土は古琵琶湖に生息していた生物や植物の化石が堆積してできているため粗い。この粗い土に、薪で焚いたかまどご飯のように、米のうま味と甘みを引き出す特性がある。

「この陶土でできた土鍋は熱を保つ蓄熱性が高いので、じっくりと穏やかに米に火を通し、火加減の心配もいりません。また、火から下ろした後でも冷めにくく、コトコト煮込んでいるのと同じ高い温度を保つので、蒸らしにも最適でごはんがふっくらとした状態になるのです。かまどさん任せで美味しい炊飯が叶います」