女性宮家創設では解決できない皇族数の減少

たしかに、女性宮家が創設されたとしても、その配偶者や子どもを皇族としないのであれば、今や減少を続けている皇族の数を増やすことには結びつかない。それに、内親王や女王が結婚しなければ、女性宮家は生まれない。その間に、彬子女王が結婚しないまま三笠宮家の当主になるという想定外の事態も生まれている。女性宮家の創設が、問題の解決に貢献する可能性はかなり低い。

彬子女王殿下(2019年)
彬子女王殿下(2019年)(写真=産経ニュース/CC-BY-3.0/Wikimedia Commons

となると、具体的な方策としては、旧宮家の養子案しかないことになる。あるいは、国民民主党の政策にあったように、旧宮家の男子を直接皇族に迎えるということも考えられる。

では、そうした方向で皇室典範が改正されたとしたら、いったいどういうことが起こるのだろうか。それは、意外な結末をもたらすかもしれないのである。