ショックを防ぐための「エピペン注射」
なお、食物アレルギーの原因物質は、時代の変化とともに変わっていく可能性があると考えられるので、更に実態調査・科学的研究をおこない、新たな知見や報告により適宜、特定原材料等の見直しもおこなわれている。
アナフィラキシーの症状の進行を一時的に緩和し、ショックを防ぐための補助治療剤としてエピペン(アドレナリン自己注射薬)が応用される。
エピペンは処方された本人の他、基本的にはエピペン注射の指導を受けた家族や学校の先生、保育士、救急救命士などであれば、緊急時に打つことができるので、エピペンを持つお子さんがいる家庭では、エピペンを携帯していることを学校などに事前に伝え、緊急時の対応を相談しておいた方がいいだろう。なお、エピペンは学校などに常備されているものではない。
風が当たっても痛い「痛風」の正体
痛風の発作は男性に発症することが多いと言われる。痛風は血中の尿酸濃度が高まることにより、結晶化することによる疾病である。主に足の親指の付け根に不快な強い痛みが起こり、場合によっては歩行が困難にさえなる。
患部に触れたりすると大変に痛み、風が当たっても痛むことから痛風の名前が付いたと言われる。
尿酸はプリン骨格を含む有機化合物の代謝によって生成する。そのため、この病気を避けるためには尿酸が体内に増えないようにプリン体化合物を含む食べ物の摂食をしないことが推奨されている。
プリン体化合物を多く含む代表的な飲食物としては、タラの白子やビールなどがあげられる。よって、痛風の発作の恐れのある人にとってはこれらの飲食物は場合によっては毒となる。
糖尿病でも甘いものが食べたいときは
なお、お茶やコーヒーなどに含まれるカフェインもプリン骨格を含む化合物であるが、カフェインは一説によれば、尿酸に代謝される前に体外に排出されてしまうために大丈夫とのことである。
糖尿病の人には糖類の摂取を減らすようにアドバイスされる。糖尿病の人には必要量以上の糖類やその仲間の澱粉類などの炭水化物は禁忌となる。このように、健康な人にとっては何でもない飲食物もいわば毒となってしまう例もある。糖尿病の症状のある方でどうしても甘いものを欲する場合には合成甘味料が救いとなろう。

