※本稿は、名古屋の長期投資家『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)の一部を再編集したものです。
リスクが少なく再現性の高い投資法
「どうして、年収300万円台で、しかも働きながら『億り人』になれたんですか?」
資産が1億円を超えたころから、こういったインタビューを受けることが増えました。投資成績だけ見ると、資産50億円以上稼いだ「たーちゃん」さんや、たった5年で1億円を稼いだ「kenmo」さんのように、もっとすごい成果を上げている個人投資家の方も多いので、この質問に答えるのにちょっと気後れしたりもします。
ただ、私は専業投資家でもなく、先ほどのお2人のように医師や東証一部上場企業の社員としての収入があったわけでもありません。年収300万円台、ときにはそれを下回るような町の小さな文房具店の店主として日中はフルで働き、近年は追加の資金投入もほとんどせずに、株だけで日本のビジネスパーソンの生涯年収ともいわれる2億円の資産を稼ぐことができました。
私のやり方は、ほかの投資家の方に比べると少し地味ですが、売買に費やす時間が少ないですし、投資のセンスも必要ありません。相場を常時チェックする必要もないので働きながら少ない資金で投資を志す多くの方にもまねしやすく、再現性が高いのではないかと思っています。ここでは、そのやり方の大まかな説明と、株での稼ぎ方の基本についてお伝えしたいと思います。
お買い得を探す「バリュー株投資」
私のやり方の軸となるのは「バリュー株投資」と「超分散投資」です。
バリュー株投資は「会社としての資産価値があるのに市場では評価が低く株価が安い銘柄」を見つけ、割安なときにその株を買い、値上がりを待つ長期投資です。
株価は投資家の人気によって変動しやすいので、本来優良企業であっても、知名度が低かったり、一時的に人気が落ちて割安になっていたりすることがあります。こうした企業の利益や資産などを分析し、「本来の実力より安い」と判断したときに投資し、じっくり値上がりを待つのです。
派手さはありませんが、堅実に資産を増やしたい人に向いている方法です。価格ではなく中身を見る、いわば“お買い得”を探す投資スタイルです。

