どうすれば投資のリスクを下げられるか。年収300万円台から投資で2億円を超える資産を築いた名古屋の長期投資家さんは「集中投資は、才能のある資産家でない限り、冷静な判断力を失って損をする可能性が高い。普通の人は、分散投資したほうがいい」という――。

※本稿は、名古屋の長期投資家『2億稼げる なごちょう式 低リスク超分散株投資』(高橋書店)の一部を再編集したものです。

電卓とビルディングブロック
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不安とリスクを減らせる「超分散投資」

この項では、私が実践している投資法「低リスク超分散投資」について解説していきます。読者の中には「儲かる銘柄に資産を集中的に投資して、少額の資産を一気に増やしたい」と思う方もいるかもしれません。実際に、短期間でパフォーマンスを上げている個人投資家は集中投資をして資産を増やしている方が多いのです。

ただ、集中投資で成功した方に話を聞くと、投資の才能に加えて、金銭的に余裕があったり、給与収入が高収入の人が多かったりします。本業で稼いでいるから「最悪、損失を出しても、仕事を頑張ればいいや」と考えられた結果、集中投資でも冷静に判断ができる状態を保っているように感じます。

文房具店を細々と経営し、年収が300万円台と少ない私は、資金を集中投資したら冷静な判断力を失ってしまうので、このやり方はまねできませんでした。ただ、不安を減らすために行きついた「超分散投資」で2億円を超える資産を築けたので、私には非常に合っていたやり方でした。超分散投資は、資産を失うのが怖くてたまらない方にぴったりの投資法だと思います。

冷静で客観的な判断ができるかが大事

分散投資とは、複数の投資商品や購入時期を分けることで、資産が一度に減ってしまうリスクを分散する投資方法のことです。

1つの企業の株に資産をすべて投資すると、その企業の業績悪化や倒産で、資産をすべて失うリスクがあります。投資先や投資する時期を分けることで、株価の上下変動が相殺され、資産全体の損失は低く抑えられます。

私のやり方「超分散投資」は、1銘柄に投資する資金を「自分自身の精神に負担にならない金額内に納める点」に特徴があります。本来、集中投資した方がパフォーマンスは良くなりますが、そのためには冷静な判断が必要です。1つの銘柄に自分の許容量を超える金額を買ったことで冷静で客観的な判断ができなくなり、とんでもない損失を出してしまう方も多いのです。