情報を深く理解しなければ、仕事へ活かすことは難しい。その作業をフォローしてくれるのが「手書き」ツールだ。

考えながら情報をまとめていくなら、文字や図が自由に書ける「手書き」が向いている。この作業だけは紙とペンを使おう――少し前まではそう提案してきた。ところが、今は「デジタル+手書き」がトレンドになっている。さっそく紹介していこう。

おすすめのアプリは「Note Anytime」で、さまざまな製品で利用できる。基本機能は無料だが、オプションのペンや手書き変換を有料で追加することになる。

最大の特徴は、手書きする紙を自由に拡大縮小できることだ。一昔前に、A4用紙一枚で書類を作るブームがあったが、Note Anytimeなら、紙のサイズを意識する必要がない。また、大量のノートがたまっても、すべて機器を問わずに利用できる。

Note Anytimeは情報量の多い記載に向いている。まさに、ノートとして便利に使えるわけだが、移動中にはちょっとした情報を記録しておきたいケースも少なくない。携帯しているスマホでいつでも素早くメモを取れるアプリも用意しておくのがベストだろう。

おすすめは、iPhoneが「Jotter」、Androidが「Papyrus」。どちらも、簡単なメモなら指先でも書ける。外出先での記録にも便利だ。

デジタルに手書きし、1枚に収める

・Note Anytime
(無料)iPhone/Android

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Note Anytime

タブレットにペンで文字や図を書いていけるアプリ。情報を書き込んでページがいっぱいになったら、書いた文字や図を選択して縮小すれば、またスペースが空く。模造紙でなければ書き切れないような大量の情報も、やすやすと収まってしまうわけだ。

さまざまな色や太さのペン先が使えるので、紙+3色ボールペンなどと比べても表現力は上回る。また、ボールペンと違って、修正も楽。消しゴム機能でミスを消せるうえに、「元に戻す」ボタンをタップすれば、直前の作業を取り消せる。