まずはクラウドを使いこなすことが第一歩。PCで集めた情報をまとめておけば、外出先でも読むことができる。
今も昔も、学習にとって、もっとも大事なのはノートである。紙のノートは常に手元にないと使えないが、デジタルの世界では、クラウドを利用すればいい。いつでも、どこでも、どんな機器でも同じノートが使えるのだ。
もっともメジャーなクラウド対応ノートが、「エバーノート」だ。このアプリは、スマホ、タブレット、パソコンのほぼ全機種で利用可能。しかも、同じアカウントでログインすればすべて共通のノートを使える。情報をすべてため込むことができ、整理、検索することも可能だ。
パソコンでつくったファイルを利用するなら、「ドロップボックス」もおすすめ。例えば、会社でExcelのリストを作ったとしよう。これまでは、ノートパソコンやスマホにファイルを転送しておかないと外出先で使えなかった。ドロップボックスを利用すれば、ファイルはインターネット上に保存されるので、いつでもどこでも利用できる。
エバーノートはいつでも持ち歩けるデジタルなノートで、ドロップボックスは常に携帯できるファイルキャビネットと考えるといいだろう。
両サービス共に「共有」ができるのも見逃せないポイントだ。仲間が集めた情報や書き込んだメモ、ファイルをリアルタイムでチェックできるので、作業の無駄が防げる。
どこからでも使える、必須のクラウドアプリ
・Evernote
(無料)iPhone/Android
ノート・メモツール。パソコンで記録した学習の内容をスマホで見たり、外出先でスマホに記録した思いつきをパソコンで表示できる。ノートにタグを付けて整理したり、検索することも可能。有料会員は年4000円~。画面はiPhoneのノート一覧。
・Dropbox
(無料)iPhone/Android
さまざまなファイルをパソコンやスマホで共通して利用できる。複数メンバーでの共有も可能。無料の容量は2GBまで。有料プランには3段階あり、年99ドル支払えば100GBまで使用できる。ファイルのバックアップ先としてもおすすめ。
Evernoteでメンバーとの情報共有も
Evernoteでは、パソコンとスマホで同じノートを開いて、閲覧・編集できる。書類やノートを読み進めていき、気づいたことがあったら、即録音することも可能だ。
無料会員でファイル共有をする場合は閲覧のみだが、有料会員なら複数メンバーでノートを編集することができる。共有の設定はパソコンから行うのが簡単だ。