就活や転職などの面接で、内定をもらえない人にはどんな特徴があるか。アナウンススクール代表の松下公子さんは「無意識に発している口癖に注意してほしい。私が担当した大手企業勤務の48歳男性は、経歴も面接のやり取りも完璧だったが、ある口癖が影響して面接に落ち続けていた」という――。
非の打ちどころがないキャリアなのに…
「ご経歴も申し分ないですね」「完璧です」と評価されるのに、なぜか一社も内定が出ない――。意外に思われるかもしれませんが、転職市場では珍しいことではありません。
「どうしても転職が決まらないんです」
アナウンススクールの運営と並行して、転職コンサルタントをしている筆者の元に相談に訪れたのは、48歳の男性Aさんでした。彼は大手メーカーで研究開発や事業戦略に携わり、現在はコンサルタントとして企業の戦略支援に取り組む実力者。誰が見ても“即戦力”のキャリアです。履歴書も職務経歴書も非の打ちどころがなく、面接の受け答えも整然としています。
さらに、見た目の印象も端正でスマート。スーツ姿もよく似合う。声は俳優の福山雅治を思わせる落ち着いた低音ボイス。第一印象から「デキる人」という雰囲気を漂わせています。まさに非の打ち所がない人材に映ります。
にもかかわらず――。
「先日の最終面接でも、『完璧ですね』『話がまとまっていますね』などと言われたんですが……結局、落ちてしまいました」とのこと。面接官からの評価は高いのに、なぜか結果は不採用。30社近く落ち続けていたのです。彼の困惑と落胆は深まるばかりでした。
なぜ内定がもらえないのか。実は、彼が“全社落ち”してまっていた理由は、「面接中の口癖」に隠されていました。

