これまでPart2で学んできたように、売れるべくして売れるのが孫子流営業です。情報の力によって売れるべくして売れる状態をつくっていくのです。前回は、顧客の判断基準を見抜く方法を学びました。あとは顧客の欲しいものを提案するだけ。営業の最後の詰めを学びましょう。

顧客からの電話やメールでいつも忙しい先輩

では、問題です。

営業部の先輩であるYさんには、毎日、顧客からの電話やメールがひっきりなしに入りとても忙しそうにしています。Yさんは「俺は人気者だから、売り込んだりしなくても売上が上がるんだよ」と話してくれました。あなたはこのYさんをどう思いますか?

(図版作成=大橋昭一)