仕事で消耗しないためには何をするといいか。産業医の佐々木那津さんは「ほどよくリラックスしていたほうが、仕事のパフォーマンスは良くなる。心身を消耗しないためには、ちょっと省エネモードで『もう少しやれるけど、帰るか』という感覚で仕事を終えるくらいでいい」という――。

※本稿は、佐々木那津『働く人の最高の休み方』(青春出版社)の一部を再編集したものです。

ビルを振り返る女性
写真=iStock.com/KEN226
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翌日へのエネルギー回復のための時間を意識的に作る

休むことなく、仕事で100%の全力モードを出し切ると、心身の消耗につながります。

仕事で消耗しないためには、できるだけこまめに休憩をとり(とくにパソコン作業中は30分に1回)、昼休みを大事にし、肩の力を抜いてちょっと省エネモードになるくらいでちょうどよいのです。

ガチガチに緊張し、気持ちが乗らなくて暗い気分でいやいや働くと、仕事がはかどりませんよね。ほどよくリラックスしていたほうが、パフォーマンスは良くなります。

「もう少しやれるけど、帰るか」という感覚で仕事を終え、できるだけ定時退勤を心がけてみましょう。翌日へのエネルギー回復のための時間を意識的に作ると、プライベートな生活に余裕ができ、ひいては、持続可能な働き方につながります。

現代は、「休む」スキルをアップデートすることが求められています。本稿では、仕事で消耗しすぎないための方法を紹介していきます。