「住みたい街」として評価される街は、何が魅力なのか。不動産事業プロデューサーの牧野知弘さんは「横浜はすでに人が集まる人気の街だが、駅周辺の再開発計画が次々と立ち上がっており、時代の変化に合わせて常に進化しようとしている」という――。
横浜駅
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渋谷まで直通の「みなとみらい地区」

横浜が住みたい街として大人気だ。SUUMOが発表する「住みたい街ランキング」首都圏版では8年連続で首位を獲得。今や住宅地としての人気は不動のものとなっている。

【図表1】SUUMO「首都圏住みたい街ランキング」TOP5の変遷

横浜と聞いて人々はどんなイメージを抱いているのだろうか。SUUMOの調査では住みたい街を鉄道の駅名で答えさせている。現実の横浜駅周辺では住宅は少なく、「横浜」を選択する人の多くは、横浜駅を中心に広がるさまざまな街を思い浮かべているものと想像される。

まず最近脚光を浴びているのが、横浜駅の南東部にあるみなとみらい地区だ。横浜に都心機能をもたせる目的で1983年から埋め立てを行ってきたこの地区は、当初は業務機能を中心とした開発を目指したが、その後住宅の開発も認められるようになり、東京都心に通勤する人たちの住宅として認知されるようになる。

みなとみらい地区の横浜
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容積率が高いために超高層のタワマンが多数建設され、特に2004年には東急東横線横浜駅から横浜高速鉄道で元町・中華街駅までの乗り入れが実現し、みなとみらい線の新駅ができたことで、人気に火が付いた。