個人に最適化することで価値をアップ

2010年代に「教材」×「パーソナル」を掛け合わせる構造がブームになり、一般化し始めました。

ここで言う「パーソナル」の意味は、「1人ひとりに最適化された」という意味です。

デジタル技術・AI技術・ビッグデータ活用などが進んだ2010年代から使われるようになりました。

たとえば、学校教育や人材育成、英会話、趣味領域などの「パーソナルラーニング」は、塾の個別指導のように、生徒それぞれの興味や習熟度に応じて、最適なカリキュラムになるように自動的にカスタマイズされた教材を提供する教育サービスとして、今とても人気があります。

仮に、他の業界で商品やサービスを取り扱っている人が、この教育業界の「教材」×「パーソナル」の構造を参考にしたら、次のような新しい価値をつくることができるのではないか、と思います。

「○○×パーソナル」の発想を応用すると

「トレーニング」×「パーソナル」
ジムで専門のトレーナーが、利用者1人ひとりの目的や体力に合わせて、マンツーマンでトレーニングや食事、生活習慣までを指導する「パーソナルトレーニング」。

「サプリメント」×「パーソナル」
ヘルスケアや美容系のサプリメントで、サイトやアプリで個人の悩みの相談に乗ったあと、その悩みにぴったりなサプリメントを送る「パーソナルサプリ」。

「ショッピング」×「パーソナル」
通販サイト、百貨店、アパレルなどで、顧客の嗜好に合わせた商品を提案する「パーソナルショッパー」や「パーソナルスタイリング」など。

ジムで女性を指導するパーソナルトレーナー
写真=iStock.com/FreshSplash
※写真はイメージです

このように、自分の業界の常識だけでものごとを考えず、他業界の常識や成功事例を参考にすることによって、新しい視点と価値が生まれるのです。