希望通りの配属にならない人ほど「今の仕事を退職したい」と考えがちで、それは新卒に限らず転職においても、希望通りの配属にならなければまた「辞めたい」となり、転職を繰り返すことになってしまうのは想像に難くないところです。

画像提供=MEETS CAREER by マイナビ転職
画像提供=MEETS CAREER by マイナビ転職

転職活動であり得る「配属ガチャ」とは?

中途採用は新卒採用ほど総合職採用が多くはありませんが、転職でもやはり「配属ガチャ」はあるようです。転職での配属ガチャはどのようなケースがあるのでしょうか。

「勤務地」「配属先(職種・部署など)」の2つの観点で、キャリアの専門家に意見を伺ってみました。

配属ガチャ:勤務地編

店舗が複数あるサービス業や支店がある企業は、自宅から遠い勤務地や希望と違うエリアに配属になるなど、考えていた勤務地と異なる場合があります。面接などの選考・入社前段階で勤務地を特定せず研修後に決定する場合は、通勤時間がかかる店舗や支店などに配属される可能性もないとは言い切れません。全国に店舗や支店などがある企業で、地域を限定したエリア採用でなければ、転居を伴う勤務地の可能性もある、と考えたほうが良いでしょう。

配属ガチャ:配属先編

転職の配属ガチャで多いのは、仕事内容が考えていたものと違うケースです。例えば、総務として採用されたのにドライバーも兼任で行うとか、商品企画で転職したのに商品企画ではなく、業務の中心が営業だった、などです。

更には事務職として採用されても、研修という名目で店舗に配属されてしまうことも。本来、選考時に研修があることを内定前に伝えるべきですが、悪質な場合、応募が集まりにくい職種に、研修という名目で配属する企業もあるため注意が必要です。