人手不足を理由とした配属変更を避けるには?

接客サービス系など一部の職種では、管理系の職種で採用されたものの「人が足りないから」と店舗に配属され、そのまま固定化されてしまうケースがあるようです。このようなケースを入社前に見抜いて避ける方法はあるのでしょうか。

質問に対して曖昧な回答の場合は要注意

面接で転職後すぐに管理部門に配属されるのか、確認をしてみてください。配属に不安があるならば、ダイレクトに質問をしたほうが良いでしょう。「入社後すぐに○○職に携わることができますか?」「管理部門配属前に店舗などで研修がありますか?」「入社後すぐに管理部門に配属されますか?」のように質問すると、入社から着任までの流れが確認できます。

研修目的で店舗に配属になるという回答であれば、研修期間について確認をします。曖昧な回答や1年間など長期間であれば、店舗に配属されて固定化されてしまうケースがあるでしょう。こういった企業では、面接時に募集職種の仕事内容や入社後の研修について、詳しく説明をしないことが多いので、入社後すぐに管理部門へ配属になるかどうか確認をしてみましょう。

また内定後にもらう労働条件通知書で、「就業場所」と「業務の変更範囲」もチェックを。就業場所で店舗が記載されている場合や、業務の変更範囲で疑問点があるなら、採用担当者に確認をすべきです。

このような採用を行っている企業は、転職口コミサイトで実態が書かれていることが多いです。疑念が少しでもあるようであれば、ぜひチェックをしてみましょう。

転職で「配属ガチャハズレ」を回避するには?

このような「配属ガチャ」の実態を踏まえて、転職で「配属ガチャハズレ」を避けるには、どのような点に注意すればよいのでしょうか。企業選び、面接など選考段階それぞれで見るべきポイントを、解説していきます。

「勤務地ガチャハズレ」の回避:求人情報、労働条件通知書を確認

勤務地は、求人情報で確認することができます。転勤がない企業は「勤務地限定」といった記載がされています。勤務地に多くの店舗や支店などが記載されていれば、転勤があると考えるべきです。転居を伴う異動を希望しない場合は、勤務地限定の企業や、勤務地を特定したエリア採用の求人に応募しましょう。

また勤務地について、内定後に労働条件通知書で確認をして、不安や疑問がある場合は、そのままにせず必ず確認しましょう。